喘息による咳や痰・・・
仕方がないことだと
あきらめてませんか?
喘息の「困った」、
思い当たりませんか?
- 発作で夜中や早朝に目が覚める
- 人ごみで咳き込む
- 階段を駆け上がると呼吸が苦しくなる
- 発作治療薬を使用する
「喘息で治療中の患者さん」
「喘息の治療を止めている患者さん」
でも思い当たることがある方は、喘息の症状によって日常生活が
制限されている状態です。
喘息治療の目標は
『健常人と変わらない日常生活を
送ることができる』※です。
喘息によって生活が制限されていると感じることがある場合は、
医師に相談したり、日常生活の改善を行ってみましょう。※「喘息予防・管理ガイドライン2015」一般社団法人日本アレルギー学会.喘息予防・管理ガイドライン2015.東京:協和企画;2015:2.より抜粋
健康な人と変わらない
日常生活を目指して
-
生活習慣を見直す
睡眠を十分にとり、
ストレスをできるだけ
ためない生活を
心がけましょう -
室内環境を整える
ホコリやカビなどが
発生しないように、
こまめに掃除をすることを
心がけましょう -
治療法を医師と
相談する症状が出ていることを
医師に伝えることが
大切です
喘息の症状とは?
●主な症状は、咳、痰
「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音(喘鳴)、息切れ・息苦しさ(呼吸困難)などです。これらの症状は反復性の発作としてあらわれます。
咳は喘息で最も多くみられる症状です。発作によって気道の筋肉が縮むことで発生します。風邪の咳のようにずっと咳が出ているのではなく、発作がない時には咳はおさまっています。
痰は咳に次いで多くみられる症状です。喘息の痰は無色透明から白色で比較的さらっとしており、発作によって気道の炎症が強くなると分泌が増えます。痰が増えることで気道がさらにせまくなり、発作の症状が強まります。
●気道が狭くなって過敏な状態に
喘息患者さんの気道は炎症を起こして健康な人に比べて狭くなっています。また、炎症や繰り返す発作のために、気道が刺激に対して敏感になっています。
そのため、たばこ・ほこり、運動、疲れ・ストレスや、温度や時間帯の変化などの健康な人では反応しないような刺激が引き金となって気道の炎症が強まり、発作が起こります。
- 健康な人の気道
- 喘息患者さんの気道
発作がないとき
たばこ・ほこり、運動、
疲れ・ストレス、
温度や時間帯の変化発作が起きたとき
「発作がなければ大丈夫」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、喘息患者さんの気道の炎症や刺激に対して過敏な状態は発作がない間も続いているため、発作がなくても治療をしなければ少しずつ進行するといわれています。